『ライジングインパクト』天才少年ゴルファーの軌跡 鈴木央の隠れた名作を再発見

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『ライジングインパクト』は、鈴木央によって描かれたユニークなゴルフ漫画です。主人公のガウェイン・七海は、ゴルフとの偶然の出会いにより、野球少年から才能あふれるゴルファーへと変貌を遂げます。各キャラクターの持つ特殊な技は、某テニスマンガを彷彿とさせるものがあり、ついつい魅了されてしまいます。

ストーリーと見どころ

『ライジングインパクト』の物語は、主人公ガウェイン・七海の成長を中心に展開します。ガウェインは元々「世界一の飛ばし屋」になることを夢見ていた少年でしたが、偶然出会った女子プロゴルファーの影響でゴルフの魅力に取り憑かれます。彼の特異な才能「ライジングインパクト」は、ゴルフボールを通常より遥かに遠くへと飛ばすことができる、まさにゴルフ界の一大革命とも言える技です。この技を武器に、ガウェインはキャメロット学院での数々の試練と競争を乗り越え、徐々に自身の才能を開花させていきます​​​​。

物語の重要な舞台の一つであるキャメロット学院は、ゴルフの名門校であり、世界各国から才能ある少年少女たちが集まります。ガウェインは当初、最低ランクのCクラスに位置付けられますが、彼の持つ天性の才能「ライジングインパクト」を発揮し、次第にその実力を認められていきます。学院内では、ランスロットやパーシバル・ロレンスなど、アーサー王伝説に登場する名前を持つキャラクターたちが彼のライバルとして登場し、ガウェインとの間に熱い競争と友情が芽生えます​​​​。

また、物語中盤からは「ギフト」というコンセプトが登場し、ガウェインだけでなく他のキャラクターたちもそれぞれ独自のギフトを持っていることが明らかになります。これらのギフトは、ただの技術や能力を超えた、天から与えられた特別な才能を象徴しており、それぞれのキャラクターが自身のギフトをどのように使いこなし、成長していくかが物語の大きな魅力の一つとなっています​​。

『ライジングインパクト』の魅力は、ゴルフという題材を通して描かれるキャラクターたちの成長と友情です。主人公ガウェインの持つ特殊な技「ライジングインパクト」や、彼を取り巻く個性豊かな仲間たちの存在が物語に彩りを加えます。また、ゴルフシーンの緊張感あふれる描写も見逃せません​​。

作者について

作者である鈴木央先生の作風は、自身の格闘技への情熱や少女漫画に影響を受けた繊細な画風、ファンタジー風の背景が特徴で、中世ヨーロッパ的な世界観のファンタジー漫画を得意としています。1996年に『週刊少年ジャンプ』で『ライジングインパクト』の連載を開始し、漫画家としてのキャリアをスタートしました。

この作品はゴルフをテーマにしたスポーツ漫画で、多くのキャラクターの名前がアーサー王物語から取られており、扉絵などではファンタジー風のイメージイラストが描かれることもありました。『ライジングインパクト』は一度連載終了となりましたが、なんと読者の熱烈な要望に応えて再開し、その後2002年に連載を終了しました​​​​。

また彼の代表作としては、『七つの大罪』があり、この作品は2014年にテレビアニメ化され、2015年には第39回講談社漫画賞・少年部門を受賞しています。『七つの大罪』は、ファンタジー要素が強いものの、アクション系漫画で、彼の作品の中で純粋なファンタジー漫画としては『僕と君の間に』が唯一とされています​​。

また速筆で知られており、『週刊少年ジャンプ』時代から誌内でも有数の速筆として知られていました。現在も、彼はキャラクターや背景を自身で執筆し続けており、アシスタントにはトーンやベタ塗りなどの処理のみを任せているそうです。

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